先日、
新品のワンピースを3着、
お直しに出しました。

買った洋服を、
そのまま着用するのではなく、
少しの手間をかけても
自分の体にフィットするものにする。

3着とも、
デザインはとっても気に入っていたけど
「あと少し、丈を短くしたら
より着こなしが洗練される」

と感じるものでした。

そうして
近所のお直し屋さんへ。

10日ほどお時間をいただきます

ということだったので、
10日間を
至極に楽しみに待っておりました。

お直しの完成を待ち、
ウキウキと足どり軽く
ピックアップしに行きました。

帰宅し、
袋からワンピースを出した私が
目の当たりにしたのは

「びっくりするほど
丈の短くなっているワンピースたち」
でした。

予期せぬ出来事。

この現象は
お金の世界でも多く散見されます。

いやいや、
予期せぬ出来事は
ないに越したことはない?

予期する出来事ばかりが
起こる連続が理想?

本日は、
そんなことを
一緒に思考して参りましょう。

 

なぜ、
おこってしまったのか

いったい、なにがおこったのか。。。

あまりのショックに
しばらく動くことができませんでした。

私のオーダーは間違っていなかったはず。

なぜ、こんなに短くなってしまったのか。

と、まずは原因探し。

ただ、
もう裁断されてしまったものは
もとには戻らない。

原因を追求したところで、
意味のないことだと
自分を納得させました。

そして、
ワンピースたちをしげしげと眺め、

「これはもう誰かに
譲るしかないかな」

と、落胆して、
いったんその場から離れました。

思い出してみる

私は普段
起こった事実について、
あまり深入りしないようにしています。

ショックなことや
嫌なことがあったとしても

それを外に向けて
何かアクションすることよりも

「なぜ、この出来事が
私のもとにやってきたのか」

という、
「自分起因のこと」
として受取り、

そこから手に入れることのできる
メッセージを読み解こうとする癖があります。

今回も、いつもと同じく。

お直し屋さんに
何か文句を言うことはせず。

「さて
これらのワンピースたち、
いったいどうしようか」

と考え始めました。

図ること、図らないこと

一つのワンピースは、
アジアンテイストの
とても私好みのパターンワンピースでした。

柄が細かく、
「もしかしたら、このワンピースは
縫い代が目立たず
一度裁断した布を
継ぎ接ぎできるかもしれない」

と思い始めました。

お直し屋さんに聞いてみよう。

と、電話してみました。

すると
お直し屋さんは
ただただ平謝り。

「大切なお洋服を
台無しにしてしまって
申し訳ございません」
と何度も謝られて。。。

すべてのワンピースを一度持ってきてください

と、図らずも
またすべてのワンピースたちと一緒に
お店を訪れることとなりました。

息を吹き返すこと

お店に入ると
すぐに店主の男性が出てきてくださいました。

私のワンピースたちをみて、
なんとかできないか
と考えてくださいました。

1着のワンピースは
救済は難しく、

2着のワンピースは
救済するアイディアがみつかりました。

なんとも嬉しい気持ちになりました。

もはや、
ワンピース3着とも
全滅させてしまったと思っていた私でしたので

そこから比べたら、
2着がまた息を吹き返すことができると知って
とても幸せな気持ちになりました。

相対評価のお金

今回のワンピースのお直しは
3着合わせて約16,000円でした。

もしかしたら
人によっては
高く感じるかもしれません。

ですが
私にとっては
これはリーズナブルな値段。

なぜなら、
ちょっとの手直しが入ることで
同じ洋服が何倍にも素敵になる。

身につけるものですから
自分の印象をよりよくしてくれる
着こなしになるよう手を入れる。

店主の方に提案いただいた
救済アイディアをお願いすることにしました。

さらなるお代が必要と感じた私は

「いくらになりますか?」

とお聞きしました。

すると、
「お代はいりません。
ご迷惑をおかけしたので
サービスで対応させてください」と。

ここでも
私は幸せを感じました。

店主の方の
対応や言動に
確かなものを
感じたからです。

自分から出会ってみる

そのお店は
店主の方をはじめ、
多くのスタッフの方が男性で
とても、テキスタイルを
大切にされていることが
じんわりと滲み出ている。

その雰囲気がとても好きで
お直しはいつもここと
決めています。

今回のことは
雨降って地固まり、

さらにこのお店が好きになりました。

救済できなかったワンピースは
会計士の友人の
中学2年生の娘ちゃんが
きてくれることになりました。

さらに、
このワンピースの裁断した布で
別のスカートをリメイクできることが
わかりました。

予期せぬことの妙味

私たちの人生の多くは
自分の中の相対評価で動いています。

予期せぬ出来事は
自分の人生の中の相対評価で考えると

もしかしたらネガティヴに感じることが
多いかもしれません。

そして、
予期せぬ出来事は
その多くが
お金が関係することが
ほとんどだったりします。

もちろん
予期せぬ出来事に狼狽えないように
お金の準備をしておくことも大切ですが、

それ以上に効果的なことは

予期せぬ出来事を
自分の中で
「なぜこの事象を自分が引き寄せたのか」
を深掘りしてみること。

これをすることで
予期せぬ出来事が起爆剤となって
新しい風や新しいお金が
人生にやってくるのだと
心得て参りましょう。

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【お金さんと呼ぼうポリシー】
私は普段からお金を
「お金さん」と呼んでいます。

こう呼びかけることで、
まるで友達のように親近感を感じる。

「大事にしよう」という気持ちになる。

自分のもとに来てくれたお金さん。

そして自分の元から
旅立っていったお金さん。

不思議と、
どちらも大切な友達の行動として
「見守りたい」という感情が生まれる。

あなたも
「お金さん」と呼ぶ習慣
身につけてみませんか?